食べて治す食物アレルギー特異的経口耐性誘導(SOTI)
栗原和幸

うちの娘に食物アレルギーがあり、神奈川県立こども医療センターで詳しく検査をすることになりました。

で、そこのアレルギー科の先生の著書です。

うちのかみさんが初めて娘をそこに連れて行ったときに診てくださった先生で、一見普通のすごく感じのよい先生でありながら、実は食物アレルギーを食べて治すという根治療法では第一人者だそうです。

この本は今年出たばかりの新しい本で、中身はやや専門的ではありますが、ゆっくり読めば一般の人にも読めます。

食物アレルギーがあると、一般的にはアレルゲンを口にしないというのが常識ですが、実は食物アレルギーに関しては分かっていないことだらけで、最近ではアレルゲンを全く口にしない事が逆にアレルギーを増加させることにもなるということ情報が出てきているのです。

この先生はアレルゲンを少しずつ食べることで、体に耐性をつけていき、アレルギーを出なくさせる治療を行っています。これは非常に画期的です。

この本を読めば、食物アレルギーは分からない事だらけであること、アトピー性皮膚炎との関連もはっきりしないこと、妊娠中、授乳中の母親の食事制限を支持する根拠が無い事、積極的に食物摂取した方がよいこと等がよく分かります。

最近、野口整体の野口先生の本をよく読んでいますが、野口先生も、体はいたわりすぎたり保護しすぎたりしてはいけない、少しずつ働かせて強くすることを仰います。

体の中も少しずつ鍛えないといけないんですね。

この本はちょっと専門書なので3400円と安くは無いのですが、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎があるお子様をお持ちの方はご一読をオススメします。


by 横浜元町の整体、カイロプラクティックCura(クーラ)