芦屋カイロプラクティック代表
中西貴大先生による、乳幼児に対するカイロプラクティック、整体の本。

「いつでも安心!ママの手がお医者さん」
というサブタイトルの通り、
パパやママが簡単に出来るような整体法を選んであります。


中西先生がベビー整体を始められたきっかけは、お嬢さんが先天性股関節脱臼で、
その当時赤ちゃんを施術する方法がほとんどなく、手探りで始められたということだそうです。

僕もうちの店を始める前に赤ちゃんに対するカイロプラクティックでのアプローチを探した事がありますが、
これはと言うものは全く見つけられませんでした。

ただ、野口整体の野口晴哉先生の著作には、赤ちゃんや産前産後、子育てに関するものがあり、
この本にもカイロプラクティックというよりは、そういう整体の方法が取り入れられています。
そのほかですと、指圧の増永先生のものですね。


基本的には、乳幼児の場合は、体が柔軟性に富みますので、
施術で大人のように力を必要としないですし、時間も短くて済みます。

が、乳幼児の側からすれば、他人ではリラックスしづらいので、
やはりパパやママの手が一番安心です。

というわけで、一般の方でもできるように、優しく書いてありますが、
赤ちゃんで多い悩み
・鼻づまり、鼻水
・消化不良、食欲不振
・便秘
・頭のゆがみ、向き癖
・立つのが遅い、よくこける
・おねしょ
など
一通りちゃんと網羅されています。


この本の前半にベビー整体での考え方、
後半には整体的な考え方あれこれが書いてありますので、
実質半分くらいが整体のやり方の記述で、分量としては多くなく簡単な方法ばかりですが、
先ほども書いたとおり、赤ちゃんは柔軟性に富むので、
ここのある方法でも十分変化します。
赤ちゃんに限らず子供のうちは使えます。

やり方を本当に単純化してしまえば、
なんかおかしいなと言う所に手を当てて、注意を向けてやるだけで違ってくるものです。
特に親子の間では有効です。
よそ見したり、ほかの事を考えながらやったら多分だめですけどね。

そうはいってもやはりある程度型があるほうがやりやすいでしょうから、
お子さんの不調にどうしていいかわからないパパやママが、
この本を見て、難しい事は考えず、そのままお子さんにやれば効果があるはずです。


ベビーに対する整体の本はあまり見かけませんから、
お子さんにちょっと気になることがあるという方は読んでみると面白いと思います。
僕も勉強になりました。


by 横浜元町の整体、カイロプラクティックCura(クーラ)

 
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