昨日の春分の日はまさかの雪。
一日のうちの寒暖差も、日ごとの寒暖差もありますし、三寒四温とはいうものの体調を崩しやすいですね。

ここへ来て、当院でもギックリ腰の症状の方が増えております。

基本は突然の腰周りの強い緊張によりギックリ腰は起こります。
ちょっと屈んだ拍子とか、何かを持ち上げようとした拍子とか、そういう時によく発生します。

痛みが出た当初は分からないこともありますが、たいてい左右のどちらか一方により強い緊張があります。そちらがメインの患部です。

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ギックリ腰の際には、緊張のある側の腰に力がかかると痛むので、痛みを避けるために体が傾いていたり、腰が逃げるようになったりします。

ここでは左がメインとして説明してみます。

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骨盤の骨を後ろから見た写真です。
背骨の横には脊柱起立筋群という筋肉(赤のラインのあたり)があって、腰の一番下のほう、背骨と骨盤のつなぎ目のあたり(赤で囲ったあたり)、これらがギックリ腰の際は特に緊張します。

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さらに、わき腹に近い腰方形筋(親指の当たっているあたり)にも強い緊張が生じます。

あとは、

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お尻の筋肉でいうと、骨盤近くの中殿筋(ピンクの★のあたり)や、

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骨盤の内側の腸腰筋(赤いラインのあたり)にも強い緊張が出ていることがあります。

ギックリ腰の際にはうつぶせになってもらうと、これらの筋肉の強い緊張により、痛い側の腰やお尻が浮き上がって見えることが多いです。

これら筋肉の緊張が抜けてくれば痛みも治まってきますが、だからといってすぐにもみほぐすのはよくありません。

ぎっくり腰の際には筋肉に
・腫れ・赤み・熱・するどい痛み
が生じていることが多く、これは炎症が起きている状態です。この時もみほぐすのは逆効果になります。

炎症の起きている際は、
・痛い動作や姿勢はなるべく避けて、安静にしておく
・10~15分ほど冷たいもので冷やすことを数回行う
のが有効です。

そして少し動けるようになってきたら、施術によって筋肉を弛めて、骨盤や背骨の可動性をもどしておくのが良いです。

季節の変わり目にギックリ腰が多くなる理由としては、気温変化などで体の弛みと緊張の箇所に左右差が出るからではないかと考えています。
暖かくなってくると体は弛もうとし始めますが、日ごろの体の使い方の癖などで、体の左右での弛みやすいほうとそうでないほうの差が大きくなり、弛まないほうに負担がかかるからではと推測しています。


by 横浜元町の整体、カイロプラクティックCura(クーラ)



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